株はどうやって選べばいいの?初心者でもカンタンな選び方を解説!

投資する企業ってどうやって選んでいますか?

「あれ?どこの企業の株式を買えばいいの?」 「株式投資する企業を探したけど、3500社ある…」 「こんな数の中から選べない」 「やっぱり株式投資は、簡単にはできないんじゃないか」

そう思った経験はありませんか?

株式投資を始めようとしても、企業選びに迷う方は多くいると思います。

そんな方にはぜひこの記事をご覧ください。

初心者の方におすすめな投資方法から、プロ投資家がなにをみて投資企業を決めているのかを解説します。

初心者はまずここから!簡単な株の選び方

好きな分野から株を選ぶ!

 誰でもなにかしら好きなものってありますよね、その分野に絞って選んでみましょう。

 株の良し悪しなんてわかんねーよって人でも、自分の好きな分野のことって詳しかったりしませんか?

 たとえばゲーム好きの方だったら最新ゲームの情報を手に入れるのがすごく早かったり、試遊会や体験版で商品に触れたりもします。

 その最新ゲームが面白くていっぱい売れたら株価も上がりますし、反面つまらなかったら株価は下がります。

 だからゲーム好きな方は任天堂やスクウェア・エニックスなどのゲームの開発・販売を主事業にしている会社に投資をしましょう。

 好きな分野、詳しい業界の株に投資をするのが初心者にはオススメです。 

注意
この方法で投資できない会社もあります。

ゲーム業界の例で言えばSONYです。

SONYはゲームでも有名ですが、他にTVやカメラなどの家電でも有名なのでゲームの良し悪しだけでは判断が難しいです。

また、好きな分野に投資をするともうひとつ株主優待がもらえるっていうメリットもあります。

株主優待ってなに?もらい方から注意点まで初心者向けに解説

欲しい優待・配当金から株を選ぶ!

「そんな詳しい分野なんてないよ…」

なんて初心者は、優待や配当金がもらえる企業を選ぶこともおすすめです。

配当金とは
企業が利益の一部を株主にお礼として支払うお金のこと

年に2~4回ある

配当利回りっていうのは銀行の利子率とおんなじものだって考えてください。

両方とも一年間預けたらこのくらいボーナスポイントをあげるよって指標です。つまり配当利回が5%だと、10万円分の株を持っているだけで年に5000円お金がもらえるってことを意味します。これが銀行の普通預金の利率は0.001%に対して配当利回りの平均は2%と、銀行よりも断然お得です

配当金や株主優待を実施している企業はしていない企業に比べて株価が下がりにくい、下がっても元に戻る傾向があるので貯金感覚で投資をしてみてください

高配当投資は要注意
配当利回りが高すぎる企業に投資をしてはいけません!

業績が急に悪化すると配当利回りが高くなる仕組みになっているので、高すぎる企業は来年度には配当金がなくなるなんて可能性もあります。

目安として4-6%の利回りの会社を選びましょう、日産なんかはお勧めです。

ステップアップに挑戦!プロの長期投資術

ここからは実際にプロの投資家たちがどんな目線で投資をしているかについてご紹介していきます。もっと本格的に投資をしたい損する可能性を少しでも減らしたいって方は必見です。

まず、プロの投資家たちが使っている分析手法は大きく分けて2種類あります。

プロの投資手法
  1. ファンダメンタル分析
  2. テクニカル分析
簡単に説明をすればファンダメンタル分析は財務諸表を使う分析方法、テクニカル分析はチャートを使う分析方法のことです。
用語説明
財務諸表:損益計算書などに代表される企業の業績をまとめた表

チャート:株価の推移や売買の増加など、市場状況を折れ線で表現した図

プロの投資家はこの2つの手法を組み合わせたり、使い分けたりして企業を分析しています。といはっても初心者にいきなり使いわけろ!っていうのは無理な話です。まずはファンダメンタル分析から学んでいきましょう。テクニカル分析も便利なのですが四六時中PCに張り付く必要があったりするので初心者にはハードルが高いです。

財務諸表を使うってなると「めんどくさい…」って思うかもしれませんが、さわりは意外と簡単です。

ファンダメンタル入門!PER×PBRで割安株を見つけ出せ!

株で一番設けられる方法ってご存知ですか?

答えは「未来の大企業を見つけること」です。例をあげて解説をしてみましょう。いまや世界一の時価総額をほこる大企業Apple、そのAppleが1980年に株価市場にでた時の株価は0.51ドルでした。そこから20年間株価は1ドル前後を行き来していました。そんなAppleの今の株価は153.07ドル。伸び率にしておよそ300倍、もし100万円投資していてたら3億円になって戻ってくる計算です

こんな風に本当はすごくいい会社なのに株価が低いっていう会社が世の中には存在します。株で世界一儲けているウォーレン・バフェットやその師匠のベンジャミン・グレアムはそんな会社を見つけて投資をする割安株投資という投資スタイルを使っています。

そんな割安株を見つけるのに役に立つのが「PER(株価収益率)」と「PBR(株価純資産倍率)」です。

以下の計算式で導き出される指標なんですが

PBR=株価 ÷ 一株当たり株主資本
PER=株価 ÷ 一株あたり利益

正直計算とかは現段階では気にしなくていいです。重要なのはこの2つで「お買い得株」を見つけられること。

この2つの数値が平均より低かったら「お買い得株」って判断できます。

各業界・年度によって平均値が異なるので「東証 PER]で検索して調べてみましょう。

こんな資料が出てくるので、これの加重の部分を見てください。

単純平均と加重平均の違い
ある地域では、りんごがお店毎でそれぞれ100円,150円,200円で売られています。

売値の単純平均は(100+150+200)÷3=150円。

ただし100円で売ってるお店は一日に50個、他の2店は1日に100個と売っている個数が違っていました。これを考慮するのが加重平均。

(100×50+150×100+200×100)÷250=160円です。

加重平均が本当の平均に近いです。

株を探すときにはPERやPBRで絞り込みができるので、平均値以下の企業に投資をしましょう。

もちろん、PERが低いから絶対儲かるなんて甘い話はなくて他にもいろいろな数値を見る必要はあります。ただ、PERとPBRはプロも重要視している項目なので、まずはここから始めてみましょう。

もっと詳しい分析方法を知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください

儲かる株のミツケカタ アナリストの目をあなたに

まとめ

ここまでの内容をまとめてみましょう

まとめ

  • 得意ジャンルから選ぶ
  • 配当金のある企業を選ぶ
  • PER・PBRで「お買い得株」をみつける

世の中には会社がいっぱいあるので、たくさんの業界からいい会社を選ぶのはプロの方でも難しいです。最初は自分の得意ジャンルに絞ってその中で配当金のあるお買い得株から選んでみましょう。今後とも投資術をかみ砕いて解説していくのでよかったら見てくださいね^-^

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