NISA口座はどこでつくる?ネット証券を投資タイプ別に比較!

NISA(ニーサ)は税金がタダになるお得な制度です。

そんなNISAを利用するには、今現在持っている口座とは別でNISA専用の口座を作る必要があります。

この記事では投資スタイル別にポイントを絞り、主要な9つのネット証券を比較していきます!

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NISA口座はネット証券がオススメ

NISA口座は銀行、店舗型証券、ネット証券といったあらゆる金融機関で開設することができます。

銀行や店舗型証券は直接専門家のアドバイスが聞けるというメリットがありますが、投資の注文はネットから行うことができません。ちなみに、銀行では投資信託しか扱っていないため、株主優待や配当金がもらえる「株式投資」はできないんです。

ですからNISA口座の開設は注文がカンタン!品揃えがいい!手数料が安い!と三拍子そろったネット証券がオススメです。

ただ一括りにネット証券といっても取扱商品や手数料などは会社ごとに大きく違います。

NISA口座は一人一つしか作ることができないので自分に合った証券会社を選ぶことが大切です。

「コスト」「商品数」「IPO」「投資信託・サービス」何を重視する?

すべてにおいてNo.1な証券会社は残念ながらありません。ただそれぞれ強みがあるので、会社ごとの”強み”と自分が”重視すること”がマッチする会社を選べるとベストだと思います。

今回は重視することを取引手数料などの「コスト」、国内外の株式・投資信託などの「取扱商品数」「IPO」「投資信託・サービス」の4つに絞って比較してみます。

さっそくですが、各部門に特化した証券会社ランキングをご紹介します!

  コスト 商品数 IPO 投資信託・サービス
1位 楽天証券 SBI証券 SMBC日興証券 SBI証券
2位 マネックス証券 マネックス証券 SBI証券 楽天証券
3位 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 マネックス証券

ではそれぞれの特徴についてさらに詳しく見ていきましょう。

NISA口座比較①とにかく安く!手数料で比較

とにかくコスト重視という方向けに取引手数料で比較してみます。

株式の売買手数料だけに限らず、どの証券会社でも投資信託にはちょっと高めの販売手数料がかかってしまいます

ですが、安心してください。投資信託の中にはノーロードと呼ばれる販売手数料が無料の投資信託があるんです

NISAでの投資信託希望の方はNISAで買えるノーロード本数もあわせてチェックしてみましょう!

  国内株手数料
(税抜)
外国株手数料
(税抜)
公式サイト
ノーロード本数 米国 中国
1位 楽天証券 無料 0.45% 0.5%
1250本
2位 マネックス証券 無料 [買付]
無料
[売却]
0.45%
[買付] 無料
[売却] 0.25%
700本
3位 SBI証券 無料 0.45% 0.26%
1200本
  松井証券 無料 取扱いなし
500本
GMOクリック証券 無料 取扱いなし
80本
DMM株 無料 取扱いなし
×
カブドットコム証券 [買付] 無料
[売却] 90円~1170円
取扱いなし
600本
岡三オンライン証券 99円~1000円 取扱いなし
300本
SMBC日興証券 125円~1500円 取扱いなし
400本

NISAでは国内株の手数料が無料とされている証券会社が多くなっています。

楽天証券は国内株手数料無料に加え、ノーロード本数も1250本と断トツのトップ!ですが、外国株の手数料に関しては外国株を扱っている証券会社の中では一番高いです。

ですから外国株の取引も視野に入れている方は外国株の買付手数料が無料なマネックス証券での口座開設がおすすめです。

NISA口座比較②外国株もやりたい!取扱商品数で比較

NISA口座からでも外国株に投資ができます。

しかし取り扱っている商品は証券会社によって大きく違ってきます。国内株以外にも様々な商品に挑戦してみたいという方は「目的の商品を取り扱っているかどうか」「種類は豊富かどうか」をよく確認してみましょう。

  国内株・ETF 外国株・ETF ミニ株 公式サイト
IPO取扱数 米国 中国 その他 投資信託
今年 昨年 つみたて投信
1位 SBI証券 7ヵ国 S株
48社 83社 2600本
2500本
2位 マネックス証券 × ワン株
27社 49社 1100本
1000本
3位 楽天証券 4ヵ国 ×
× × 2500本
2500本
  SMBC日興証券 × ミニ株
40社 71社 900本
600本
カブドットコム証券 × プチ株
11社 27社 1000本
1000本
松井証券 × ×
4社 14社 500本
400本
岡三オンライン証券 × ×
29社 23社 300本
300本
GMOクリック証券 × ×
× 2社 100本
100本
DMM株 × ×
× × ×
×

※IPO…新規上場株式。購入資格は抽選によって決まり、当選すれば90%近くの確率で儲かる。
※ETF…上場投資信託。日経平均株価やTOPIXなどの指数と連動する投資信託のこと。
※ミニ株… 1単元(100株)以下から買えるため、少額で投資ができる。

外国株を扱っているのは3社のみとだいぶ限られています。SBI証券と楽天証券では米国株・中国株以外にも以下の株を扱っています。

SBI証券で買える外国株
韓国、ロシア、ベトナム、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア株
楽天証券で買える外国株
シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア株

またIPOに関しては、楽天証券とDMM株ではIPOの取扱いがないので要注意です。

NISA口座比較③IPO狙い!IPO取扱数・主幹事数で比較

IPOとは企業が上場するときに初めて発行する株のことを指します。

IPOの購入権利は抽選で決まるのですが、購入さえできれば90%近い確率で儲けることができるんです。難しい知識も必要なく、高確率で利益がゲットできるためIPOは非常に人気が高くなっています。(つまり倍率もかなり高いです…)

IPO(株式公開)ってなに?誰でもできる方法で90%儲かる!?

そんな大人気のおいしい株IPOは、NISAでも買えるんです。

当選さえすれば、高確率で簡単に儲けられるIPOを税金がかからないNISAで買えたら最高ですよね!

そんなIPO狙いの方は、IPOの取扱数や主幹事数で証券会社を比較してみましょう。主幹事とは企業の上場を主としてサポートする証券会社のことで、その対価として主幹事証券はIPOの当選枠を他の会社よりも多くもらえるんです。

つまり、主幹事を務める証券会社から抽選申し込みをすることがIPOの当選確率を上げる近道といえます。

IPOの取扱数・主幹事数に加え、今後の主幹事予定銘柄や、開設口座数をIPO抽選のライバル数として記したので、こちらもあわせて参考にしてみてください。

  2019年IPO実績(2019年4月現在) 2018年IPO実績 ライバル数(口座数) 公式ページ
取扱数 主幹事数 取扱数 主幹事数
1位 SMBC日興証券 16社 7社 66社 21社 340万
2位 SBI証券 22社 1社 88社 11社 430万
3位 マネックス証券 11社 × 50社 × 160万
岡三オンライン証券 14社 × 45社 1社 20万
  カブドットコム証券 8社 × 23社 × 110万
松井証券 4社 × 9社 × 120万
GMOクリック証券 × 1社 × 40万
DMM株 ×
楽天証券 ×

NISA口座比較④気軽で安心の運用!投資信託やサポート体制で比較

銀行に預けておいてもお金は増えないから投資をしたい。でもリスクが大きそうだから腰が重い。なんて方も多いのではないでしょうか?

自分で運用するのは不安という方には投資信託がオススメです。ほとんどの証券会社でNISA口座からも投資信託ができますし、積立投資向けの「つみたてNISA」も多くの会社で取り扱われています。

0からわかるつみたてNISA(ニーサ)-初心者向けにやさしく解説-

投資信託の種類が豊富といわれても、はじめて投資を行う方にとってはむしろ選び方がわからず困ってしまいますよね。

しかしつみたてNISAでは金融庁の審査を通った投資信託しか扱えないことになっています。

つまりつみたてNISAで扱っている投資信託は、金融庁お墨付きの投資信託といえるんです。(ただし、100%利益が保証されているわけではないのでご注意を…)

投資信託は一番安い会社で100円から購入することができます。

ここまで聞くとだいぶハードルが下がってきたのではないでしょうか?

さらに投資信託ではなく、自分でいわゆる”株取引”をやってみたい!という方向けにコールセンターの営業時間や取引きツールの使いやすさ、無料セミナーの有無なども各社で比較してみたので参考にしてみてください。

  NISA対象の投資信託 つみたてNISA対象の投信 最低購入金額 公式
サイト
本数 販売手数料無料(ノーロード) インデックス型 アクティブ型
1位 SBI証券 2600本 1200本 130本 13本 100円
2位 楽天証券 2500本 1250本 130本 13本 100円
3位 マネックス証券 1100本 700本 117本 12本 100円
  カブドットコム証券 1000本 600本 116本 12本 500円
松井証券 500本 500本 121本 11本 100円
SMBC日興証券 900本 400本 つみたてNISAの取扱いなし 1000円
岡三オンライン証券 300本 300本 つみたてNISAの取扱いなし 100円
GMOクリック証券 100本 80本 つみたてNISAの取扱いなし 100円
DMM株 × × ×

サポート体制

  コールセンター 取引ツールの使いやすさ 店頭注文 無料セミナー 公式サイト
SBI証券 8:00~
18:00
お手本的ツール
楽天証券 8:00~
18:00
初心者にも使いやすい
利用者数No.1
マネックス証券 8:00~
17:00
初心者にも使いやすい
利用料無料
カブドットコム証券 8:00~
17:00
豊富な注文方法
リアルタイム株価予測あり
 
松井証券 8:30~
17:00
デイトレーダー向け
取引スピードに特化
利用料無料
 
SMBC日興証券 8:00~
19:00
  豊富なスクリーニング機能  
岡三オンライン証券 8:00~
17:00
初心者にも使いやすい
総合評価No.1
 
GMOクリック証券 8:00~
18:00
  利用料無料    
DMM株 8:00~
18:00
  利用料無料    

※ノーロード…販売手数料無料の投資信託
※インデックス型…経済の動きと同様の動きをするように設定された投資信託。ローリスクローリターン。
※アクティブ型…プロが独自に分析をして運用する投資信託。プロに動いてもらうため手数料が高い。

NISA口座比較のまとめ

各証券会社ごとに”強み”があります。ただランキングをみてを決めるのではなく、自分の投資スタイルと照らし合わせた上で自分にマッチした証券会社を選びましょう。

  コスト 商品数 IPO 投資信託・サービス
1位 楽天証券 SBI証券 SMBC日興証券 SBI証券
2位 マネックス証券 マネックス証券 SBI証券 楽天証券
3位 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 マネックス証券