次のメルカリはどこ!?IPOが期待できる会社5選

みなさんこんにちは。OKOMEです。

2018年6月19日に上場したメルカリの初値は5000円となり、公募価格の3000円を上回りました。一株あたり2000円の利益。買っておけばよかった…。

ここで思ったんですが、

メルカリみたいな感じでIPOに期待できそうな会社はどこよ

ということで、次のメルカリとなる企業を探していきましょう。  

大本命!?ソフトバンクの携帯事業

まずはみなさんご存じソフトバンク

上場しました!
ソフトバンクが上場!!最強にわかりやすいIPO分析

携帯をソフトバンクと契約している、という方も多いと思います。実は携帯というのはソフトバンクの一部に過ぎません。実はかなりいろいろなことをやっています。 

ソフトバンク自体がホールディングス制(持株会社とも言う)というのを採用していて、子会社、関連会社がたくさんあります。

子会社と関連会社の違いは、発行している株の数に対して親会社が持っている株の割合。

20%を超えると関連会社、50%を超えると子会社となります(詳細な定義は省いています)。

親会社(この場合はソフトバンクグループ)は子会社に対して会社の全てのことを決めることができます。また関連会社にもかなりの影響力を持ちます。

代表的な子会社だけでもこちら。

  • ソフトバンク株式会社(携帯会社)
  • スプリント(アメリカ第四位の携帯会社)
  • ヤフー株式会社(検索サイト、Yahoo! Japanの運営)
  • アイティメディア株式会社(ニュースサイトITmediaの運営)
  • ARM(スマホでもっとも大事な部分、CPUで世界シェア90パーセント越え)

さらに関連会社としてこちら。

  • ブックオフコーポレーション(中古本などのBOOK OFFを運営、株式の15%を保有)
  • アリババグループ(中国版アマゾン、株式の29%を保有)
  • InMobi(世界最大のスマホ向け広告ネットワーク、株式の45%を保有)

これだけの会社を束ねているのが実はソフトバンクグループという会社なのです。携帯はその子会社にしかすぎません。でけえ。すげえ。

で、現在ソフトバンクグループは携帯会社であるソフトバンク株式会社を上場させようとしています。

こういう親会社と子会社が両方とも上場することを親子上場といいます。別に珍しいことじゃないです。

もともとソフトバンクグループとヤフー株式会社でも親子上場していますしね。NTTとNTTドコモ、日立製作所と日立金属、トヨタ自動車と日野自動車なんかも、親会社と子会社の関係でありながら両方とも上場。

親子上場には会社にもメリットがあります。市場から直接資金を調達できるようになるので、親会社は子会社に資金を出さなくてすむようになります。

まだ上場申請しているという段階なものの、市場からの調達する額は2.5兆円。日本郵政(1.3兆円)やLINE(1320億円)と比較してもかなり大きいです。 主幹事などは発表されてないですが、SBI証券だったらちょっと面白い展開ですね。SBI証券はもともとソフトバンクグループの子会社だったので。

いくらか利益が出そうなのか目安を出したいところではあるのですが、あまりにも大型すぎてちょっと目安となるような比較案件がないですね・・・。

大注目!?プリファードネットワークス

次に紹介するのがプリファードネットワークス

時価総額は2326億円で、日本で唯一となるユニコーンと呼ばれる企業の中の一つです。

ユニコーンとはまだ上場していないにも関わらず時価総額が10億ドル(日本円で約1250億円)を超えると予想されるベンチャー企業のこと。メルカリもユニコーンでしたが、上場しちゃったんで。

プリファードネットワークスはIT企業の中でもAIについて特に強みを持つ企業。

トヨタや日立、NTT、博報堂、三井物産などの超有名大企業がかなり期待していることからも、この会社が持っているポテンシャルがわかります。

トヨタなんか一回に105億円をプリファードワークスへ投資しています。

まだ未上場でIR情報なども公開されていないため、IPOの利益がどのくらいになりそうなのかなどは検討が付きません。

目安となりそうなのは、同じAIに強みを持つ2018年に上場したHEROEZ公募価格4500円に対して初値4万9000円となりました(メルカリの20倍以上の利益)。

このようにプリファードネットワークスが上場するときも大きな利益が出る可能性が非常に高いです。

というのも今後AIが世界を変えるとまで言われていますからね。成長する可能性は非常に大。なのでかなり初値上昇にも期待が持てます

名刺を一括管理、Sansan

次はSansan株式会社です。こちらは名刺一括管理サービスを法人向けに「Sansan」、個人向けに「Eight」を提供しています。時価総額は505億円。

会社名を知らないという方も、松重豊が「それ、早くいってよ~」と言うテレビCMを見たことがある方は多いんじゃないでしょうか。アレです。  

実際名刺いらない、みたいな方も多いんですが、仕事をする場合にはないと困る。あの人誰だっけとかもありますし、この人の連絡先を知りたい!みたいなときとかは超便利ですよね。そこをクラウド化して持ち運びしやすくするんですから今後も必須ですよね。一度会った方を経由するわけだから営業もしやすくなりますし。

やっぱり今後は必要になっていく感じなのでIPOも初値上昇に期待が持てます

どれくらい利益が出るのかはまだIR情報が公開されていないので予想することも難しいですね。またちょっとやっていることが特殊なので比較も難しいんですが。 

Sansanの事業はITの中でもクラウドに分類されるので、同じクラウドのIPO案件である2018年8月上場のシステムサポートを見てみましょう。すると公募価格1750円なのに対して初値4000円利益が2250円となります。もしSansanが上場したら初値上昇に期待が持てますね。  

こんな即戦力のIPOをどこで!?ビズリーチ

次に紹介するのはビズリーチ株式会社見出しが言いたかっただけ

こちらは転職の求人サイトを運営しているわけなんですが。今までの求人サイトとはちょっと、いやかなり違っています

今までの求人サイトは掲載する企業側からだけお金をもらって運営していました。なので利益を得るために変な求人でも紹介したり、掲載する料金を多く払ってくれる企業を優先的に紹介するなど、転職する側のことはあまり考えてなかったんですよね。

でもビズリーチでは転職する側からもお金をもらって運営しています。こうすることで、転職する側のことも考えたより確実なマッチングができるというわけです。

さらにビズリーチには応募に基準があったりして、誰でも応募できるわけじゃないんです(登録自体は誰でもできます)。なので即戦力の人が来やすいというわけ。なのであのCM。

まだ未上場でIR情報なども公開されていないため、IPOの利益がどのくらいになりそうなのかなどは検討が付きません。

目安となりそうなのは同じAIに強みを持つ2017年に上場したウォンテッドリー。公募価格が1000円に対して初値が5010円となっています。今後も人手不足が予測されますからね。2025年には583万人の人手不足となると予想されています。もしビズリーチが上場したら初値上昇に非常に期待が持てます。    

中小企業の味方!?freee

最後に紹介するのはfreee株式会社

こちらはクラウド会計ソフトというものを提供しています。時価総額は394億円。

今までの会計ソフトでは会計データがパソコンの中に保存されていました。会計データが一台のパソコンに入っているので、ほかのパソコンからじゃ作業できなかったんです。あとはパソコンが壊れたりしたら大変なことになったりとかもしました。

ですがクラウド上にデータを保存することによって、どのパソコンからでもデータにアクセスできるようになりました。

また会計だけでなく、人事労務についてもクラウドソフトを提供していたり。あとは税の申告や会社登記なんかを簡単にできるサービスを提供していたりします。

freeeはまだ未上場でIR情報なども公開されていないため、IPOの利益がどのくらいになりそうなのかなどは検討が付きません。

目安となりそうなのは同じクラウド会計ソフトを手掛けるマネーフォワード。1550円の公募価格に対して3000円の初値。1450円の利益で利益もいい感じ。  

もうクラウドの時代ですからねえ。今後もクラウド会計の需要はどんどん上がるでしょう。もしfreeeが上場すれば初値上昇に期待が持てます。  

まとめ

今回は今後上場しそうな会社を5つ選んでまとめてみましたが、いかがでしょうか。これらの企業はIPOの初値上昇に期待が持てます。上場の際は申し込んでみてはいかがでしょうか。