みなさんこんにちは。OKOMEです。
この記事ではオススメの投資信託とその投資信託の選び方について、一緒に見ていきましょう。
この記事の内容
多すぎてわからない!オススメの投資信託はどんな条件?
まずはオススメの投資信託から。
世界2位の資産家で、投資家では資産1位、投資の神様といわれるウォーレンバフェットや、世界最大級の投資信託の運用会社であるバンガードの創業者、ジョンボーグルがオススメする投資方法は、
- 債券型投資信託と株式型投資信託の両方を買う
- 株式型投資信託はアメリカの市場指標と連動するインデックスファンド
- コストが低い
です。詳しく見ていきましょう。
株式型投資信託と債券型投資信託の両方を買おう!
1つの投資信託を買うのではなく、株式型投資信託と債券型投資信託の両方を買いましょう。
ではどのくらいの割合で買えばよいのか。それはその人の年齢によって異なってきます。
まず投資の世界には投資配分を決定するアセットロケーションというものがあり、これが非常に大事になってきます。
投資する人の年齢やリスク許容度、目標金額、市場環境に併せて、株や債券、投資信託などを買う時のリスクを減らし、リターンを大きくしようとする。
アセットロケーションをするかしないかによって、最終的なリターンは8割から9割変わるとされる。
債権型投資信託の割合をあなたの年齢と同じにしよう!
目安としては、債券型投資信託の割合を年齢と同じくらいです。基本的には投資金額を減らすのではなく、増やす方法にしましょう。
例えばあなたが30歳で投資金額が100万円なら、株式型投資信託を70万円、債券型投資信託を30万円となります。
景気が悪くなり株式型投資信託の価格が60万円になっても、10万円追加し70万円を維持することをオススメします。そうすることで持っている投資信託の数が多くなり、景気が良くなった時の利益が大きくなるからです。
もちろん目安ですので、リスク許容度によっても変わります。しかしこの法則を守ることで、循環する景気の流れに身を任せられるのです。
例えば景気が良いときは、債券の利回りはマイナスになり、株式の利回りがかなり大きくなります。しかし景気が悪いときは株式の利回りはマイナスになりますが、債券の利回りは大きくなります。
アセットロケーションをして、長期的な目線でリスクを減らしつつ利益を最大化しましょう。
株式型投資信託はアメリカの市場指標と連動するインデックスファンドを買おう!
株式型投資信託はアメリカの市場指標と連動するインデックスファンドを買いましょう。
まず統計上長い目で見たとき、アクティブファンドはインデックスファンドに勝てないことが証明されています。
株価はプロにも予測できない動きをします。
そのため短期的にはインデックスファンドに買っていても、長期的にみるとアクティブファンドもインデックスファンドと同じリターンになることがわかっています。
さらにアクティブファンドでは、信託報酬が非常に高いです。そのコストを考慮すると、インデックスファンドにアクティブファンドは負けるのです。
アメリカの債権型投資信託はコストが高いし利回りも日本と変わらない。
一方でアメリカの債券投資型インデックスファンドは非常にコストが高いです。またアメリカの債券の利回りも日本とはあまり変わりません。
そのため債券型投資信託は日本国内債券型インデックスファンド、もしくは国外(先進国)債券型インデックスファンドがオススメです。
チャートを見てみましょう。
S&P500(アメリカの有力な会社500社の株価の平均)
上海総合指数(中国の上海証券取引所に上場するすべての会社の株価の平均)
日経平均株価(日本の有力な会社255社の株価の平均)
楽天証券より引用
最近の景気後退の可能性が出てきたことによって世界全体で株価が下がっています。
とはいえ長期的にみると世界でGDPの大きい3つの国のうち、継続的に上昇しているのはアメリカだけです。
コストを安くしよう。
コストをできるだけ安くしましょう。一見するとコストを下げるというのは当然ですが、あなたが思っているよりコストの影響は大きいのです。
信託報酬がないと50年後資産は2824.98%。信託報酬がある場合には資産は2726.19%になる(税金分は考えない)。
この計算からわかることは、年間1%の違いが50年後には約100%、つまり元本と同じ分だけのコストがかかるのです。できるだけコストの安い投資信託を選びましょう。
オススメの投資信託はコレ!
- 債券型投資信託と株式型投資信託の両方を買う
- 株式型投資信託はアメリカの市場指標と連動するインデックスファンドを買う
- コストが安い投資信託
をもとに、オススメの投資信託を紹介していきます。
株式型投資信託はそれぞれ対象となる指標が異なるため、差をつけるのが難しいです。投資期間が50年以上になるなら楽天・全米株式インデックス・ファンド、20年以上ならe MAXIS Slim米国株式(S&P500)を、10年以上なら楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドがそれぞれオススメです。
一方で債権型投資信託はどれを買っても同じ市場指標と連動しているため、全く同じ結果になります。どれを買ってもよいでしょう。
オススメの株式型投資信託 | ||||
---|---|---|---|---|
投資信託名 | 対象国 | インデックス orアクティブ |
対象の指標 | 信託報酬率 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | アメリカ | インデックスファンド | 全てのアメリカの上場株式の平均株価を独自に算出、連動 | 0.1296% |
e MAXIS Slim米国株式(S&P500) | アメリカ | インデックスファンド | S&P500(アメリカの有力な500社の平均株価) | 0.1728% |
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド | アメリカ | インデックスファンド | アメリカの高配当の企業の平均株価 | 0.2096% |
オススメの債権型投資信託 | ||||
---|---|---|---|---|
投資信託名 | 対象国 | インデックス orアクティブ |
対象の指標 | 信託報酬率 |
e MAXIS Slim 国内債券インデックス | 日本 | インデックスファンド | NOMURA-BPI総合(日本の債券全体の平均価格) | 0.15012% |
ニッセイ国内債券インデックスファンド | 日本 | インデックスファンド | NOMURA-BPI総合(日本の債券全体の平均価格) | 0.15012% |
たわらノーロード国内債券 | 日本 | インデックスファンド | NOMURA-BPI総合(日本の債券全体の平均価格) | 0.15012% |
楽天・全米株式インデックス・ファンドは全てのアメリカの上場株式の平均株価と連動する!
楽天・全米株式インデックス・ファンドは全てのアメリカの上場株式の平均株価と連動するインデックスファンドです。
信託報酬率は0.1296%と、非常にコストが低い投資信託でもあります。
この投資信託の特徴は、運用会社がバンガード社のETFである「バンガード・トータル・ストック・マーケット」を購入し、そのリターンを配分しています。
投資信託は証券会社、銀行、保険会社など、運用会社が委託している会社ならどんな会社からでも買える。
一方でETFは東京証券取引所に上場しているため、証券会社からしか買えない。
またインデックスファンドのように市場指標と連動する一方で、市場指標とリアルタイムで価格が連動するなどの違いがある(投資信託は価格が1日に1回決まる)。
バンガード・トータル・ストック・マーケットを買うよりお得!
短期的に見ればETFを買ったほうがコストは安いです。
ETFである「バンガード・トータル・ストック・マーケット」の運用会社の信託報酬(0.04%)と、投資信託の運用会社の信託報酬が両方かかるからです。
しかしETFでは再投資が自動でできませんし、何回も購入することになるため手数料が高くなります。
また「バンガード・トータル・ストック・マーケット」はアメリカドルでの購入になるため、為替によるリスクが存在します。
そのため楽天・全米株式インデックス・ファンドは「バンガード・トータル・ストック・マーケット」を買うよりもオトクです。
e MAXIS Slim米国株式(S&P500)はアメリカの有力な会社500社の平均株価と連動する!
e MAXIS Slim米国株式(S&P500)は、アメリカの市場指標であるS&P500と連動するインデックスファンドです。
信託報酬率も0.1728%と、非常に低いです。
アメリカの有力な企業のみを選定しているため、成長率はアメリカのすべての企業の平均より成長率高いです。
そのためコストでは楽天・全米株式インデックス・ファンドには劣りますが、最終的なリターンはe MAXIS Slim米国株式(S&P500)が上回る可能性があります。
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドはアメリカの高配当な企業の平均株価と連動する!
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドはアメリカの高配当な企業の平均株価と連動するインデックスファンドです。
信託報酬は0.2096%と、非常に安いといえるでしょう。
この投資信託の特徴は、バンガード社のETFである「バンガード・米国高配当株式ETF」に投資し、そのリターンを配分しています。
バンガード・米国高配当株式ETFを買うよりお得!
短期的に見ればETFを買ったほうがコストは安いです。
ETFである「バンガード・米国高配当株式ETF」の運用会社の信託報酬(0.08%)と、投資信託の運用会社の信託報酬が両方かかるからです。
しかしETFでは再投資が自動でできませんし、何回も購入することになるため手数料が高くなります。
また「バンガード・米国高配当株式ETF」はアメリカドルでの購入になるため、為替によるリスクが存在します。
そのため楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドは「バンガード・米国高配当株式ETF」を買うよりもオトクです。
e MAXIS Slim 国内債券インデックス、ニッセイ国内債券インデックスファンド、たわらノーロード国内債券は日本の債券の平均価格と連動する!
e MAXIS Slim 国内債券インデックス、ニッセイ国内債券インデックスファンド、たわらノーロード国内債券はNOMURA-BPI総合と連動するインデックスファンドです。
信託報酬も一律で0.15012%なので、どれを買ってもコストは同じといえるでしょう。どれも購入手数料のかからない投資信託なので、やはりコストも同じです。
また同じ市場指標と連動するので、利益の面でも差別化ができず、現時点ではどれを買っても同じであるといえます。
たわらノーロード国内債券がオススメ?コストが安くなる可能性が少しだけ高い!
この3つの投資信託では、あらかじめ純資産額が100億円より多くなると信託報酬が安くなると運用報告書に書いてあります。
この中で最も純資産額が多いのはたわらノーロード国内債券(68億円)。
そのためたわらノーロード国内債券に投資すると将来的にコストが低くなる可能性があります。