みなさんこんにちは。OKOMEです。
アメリカの株なんて買うの難しそう・・・と思っている方も多いと思います。わかります。僕も海外にはほとんどいったことがないので、背と鼻の高い外人を見るだけで「すげえ」と思うタチです。
しかし実は日本の株よりもアメリカの株のほうが最初のハードルが低いのです!(アメリカ人のほうが背の高い人は多いですが)
今回はそんなアメリカの株についてみていきましょう。
この記事の内容
アメリカ株と日本の株って何が違うの?
まずはアメリカ株と日本の株の特徴を比較してみましょう。日本の株とアメリカの株が違う点は大きく3つ。
- 為替の影響が大きい
- 一株から買える
- 一日の値動きに上限がない
それでは見ていきましょう。
アメリカの株は為替の影響が大きい!
アメリカの株を買うときには今1ドルが日本円で何円かをしっかりと知るようにしましょう。
アメリカの株を買うには一度日本のお金からアメリカのお金へと換える必要があります。
ここで重要となってくるのが為替レート。
アメリカの株を買う場合、円高、円安という単語が出てくるニュースには目を止めるように。為替レートが1円変わるだけで利益がかなーり変わってきます。
円高、円安って?
円高とは円の価値が高くなること。
円安とは円の価値が低くなること。
とはいっても難しいですよね。解説します。
仮に現在1ドルが100円だとすると
1ドル=100円より高くなる → 円安
1ドル=100円より低くなる → 円高 となります。
円高はアメリカの株を買うチャンス?
円高になるとアメリカの株を買うチャンス。
円安と比べると安く買うことができるからです。
今まで1ドル=120円だったとすると、A社の株を買うのに1200円かかります。
ではこのA社の株価が10ドルのまま、1ドル=80円になったらどうでしょう。
A社の株を買うのに800円で済みます。 400円安く済みましたね!
為替で損しないためには!
アメリカ株を買うには為替レートを気にする必要があります。
さらにアメリカ株を買うのに毎回日本円からアメリカドルに替えていると、毎回手数料がかかります。
なのでアメリカ株を買うときは、ある程度の金額を一気に日本円をドルに交換
利益がでたときには、ある程度利益をまとめて一気にアメリカドルを日本円に交換
としたほうが損が少ないです。
アメリカの株は値動きに上限がない!?
アメリカの株には値動きに上限がありません。
日本の東京証券取引所には一日の株価の上下幅があらかじめ決まっています。
株価があまりにも上昇するとその日のその株の取引が自動的に終了するという仕組みがあるのです。
一方アメリカの株は株価がいくら上昇してもそのまま止まることはありません。
ただし株価があまりにも下がりすぎるときは取引がその時点で終了するという仕組みはあります。
アメリカの株は1株から買える!?
アメリカのは1株から買うことができるのです。
日本は東京証券取引所からの要請で、すべての株は買うのに100株から、ということになっています。
日本と比べるとアメリカの株は最初のハードルが低いですね。
少しあの株が欲しいな・・・と思ったら1株から買えるというのはうれしいです。
とはいえ手数料を考えるとできるだけ一括で買ったほうがオトク。
なので「違いとして覚えておく」くらいの感覚でよいと思います。
アメリカンドリーム!?やっぱりアメリカ株はすごい!
アップル株の値上がり
下の株チャートは世界時価総額ランキング1位、アップルのチャートです。
iPhone、Macを販売している企業で、皆さんにもなじみが深いですね。
こちら見ていただくとわかると思いますが、2009年1月とくらべて10倍近くの株価になっています。
2009年1月2日の調整後終値は12.96ドルです。株価の上昇率は1374%で、すごい莫大な回収率。
1株当たりの利益は、日本円にしてなんと2万42円の儲け(2018年7月13日15時44分の為替レート、1ドル=112.55円で計算)。
日本代表、トヨタの値上がり
それでは日本代表、日本時価総額トップのトヨタ株と比べてみましょう。
この画像の時点ですでに7278円なのでアップルの2万41円には遠く及ばないことがわかりますね。
2009年1月5日の調整後終値は3010円。株価の上昇率は142%です。
一株当たりの利益は4268円とかなり値上がりはしていますが、
アップルの上昇率と比べるとどうしても見劣りしてしまいます。
アメリカの株式市場
アメリカには ニューヨーク証券取引所(NYSEと略されます)と NASDAQ という二つの大きな金融商品取引所があります。
上場している会社の傾向は
ニューヨーク証券取引所
→銀行などの安定的な会社が上場している
NASDAQ
→ITなどの成長している産業の会社が上場している
というあくまでも傾向にあります。SNSで有名なツイッターはニューヨーク証券取引所に上場していたりするなど必ずというわけではないのでご注意ください。
ニューヨーク証券取引所
ニューヨーク証券取引所は安定している会社が多く上場しているアメリカの株式市場です。
オールドエコノミーといわれる、ITが登場する以前の産業の会社が多い傾向にあります。 ニューヨークのウォール街というところにあります。
レオナルドディカプリオが主演を務めた2014年の映画、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の舞台で、ご存知の方も多いのではないでしょうか。見たことないなあと思った方も、amazon primeなどの動画見放題のサービスで見てみると面白いと思います。
どんな会社があるの?
ニューヨーク証券取引所には約2300社が上場していますが、その中でも代表的なものをあげましょう。
ウォルト・ディズニー・カンパニー(娯楽・メディア)
ザ・コカ・コーラ・カンパニー(飲料)
ジョンソン・エンド・ジョンソン(医薬品)
ウォルマート(小売)
このようにみなさんにもなじみが深い会社も多いです。 ウォルマートだけはなじみがないかもしれませんが、 実は大手スーパー「西友」の親会社。私たちの生活とかかわりが深いのです。
ニューヨーク証券取引所は国際色豊か
ニューヨーク証券取引所はアメリカの会社のみならず中国や日本の会社も上場しています。 約2300社あるうちの、約500社はアメリカ国外の会社というのだから驚きです。 一方東京証券取引所の一部は約2000社あるうちのたった3社が日本国外の会社です。 ニューヨーク証券取引所は国際色豊か。
具体的に見ていくと
→中国最大の通販サイトなどを手掛ける。中国版Amazonや中国版楽天。
・Sogou (情報通信業)
→中国最大の検索サイトなどを手掛ける。中国版Googleや中国版Yahoo! 。
・トヨタ自動車株式会社(輸送機器)
・LINE(情報通信業)
移民の国といわれるアメリカですが、証券取引所もいろいろな国の会社があるわけです。
NASDAQ
NASDAQは今急成長している会社が多く上場しているアメリカの株式市場です。
ニューエコノミーといわれる、ITが登場したあとの産業を事業とする会社が多い傾向にあります。
ニューヨーク証券取引所のウォール街のような具体的な場所がNASDAQには存在しません。取引のすべてがネットワーク上で管理、実行されています。
全部ネットワーク上といっても、ニューヨークの中心タイムズスクエアにはNASDAQに上場している会社の株価がモニターで表示されています。
どんな会社があるの?
NASDAQには2900社が上場しています。 NASDAQは取引額こそニューヨーク証券取引所に劣りますが、企業規模では勝るとも劣りません。 世界時価総額ランキング1位から5位まではすべてNASDAQ上場企業です。
アップル
アマゾンドットコム
アルファベット
マイクロソフト
フェイスブック
アルファベットだけ「聞いたことがないな?」と思う方もいるかもしれませんが、実はこの会社はGoogleの親会社なんです。
日本の企業もNASDAQにはいくつか上場しています。任天堂、キューピーなどがその例です。
アメリカ株の株価の動きってどこで見れるの?
アメリカ株は日本の株と同じように、ヤフーファイナンスで確認できます。
アメリカ株のまとめ
アメリカ株だからと言って気負う必要はありません。どちらも同じ株です。
日本にいても、毎日使う商品にはアメリカの商品やサービスが非常に多いです。
わざわざ海を越えてまで来る商品なのですから、世界中の人を幸せにするような素晴らしい商品やサービスが多いと思います。
ただギャンブルのように株を買うのではなく、しっかりと投資として株を買いたい方には アメリカ株は魅力的に映ることでしょう。
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