株とは切り離せない関係にあるのが株式市場という言葉です。
この記事では株式市場とはなんなのか?についてわかりやすく説明していきますね。
株式市場とは
まず株式市場は株の仲介所のことなんだって認識してください。
株って無限にあるわけじゃないんですよ、企業ごとにそれぞれ「私たちは10000株みんなに売るね」っていう上限があるんです。
最初は別に問題ないんですけど、これって新しく株が欲しいって人が出たときってどうすればいいんでしょう?
日本中に散らばっている株主を探し回って株を売ってくださいって頼むんでしょうか?
そんなのめんどくさいですよね、株の売買を便利にするために株の売買をここでしましょうって決められたのが株式市場です。
株式市場の役割
株式市場は売買が便利になるように仲介所の役割があります。
そしてもうひとつ重要な役割として調査機関の役割もしています。
株って会社の所有権っていう形のないものなんです、だから世の中にはそれを利用して悪いことを考える人もいるんです。
ただ、それを防止するのが株式市場です。
株式市場は上場させる前に、この会社は本当に存在しているのか、すぐにつぶれたりしないのかとか徹底的に会社のことを調べるんです。
数字でいうと日本の全企業数が420万に対して、上場企業数はわずか4000社、割合でいえば0.1%以下の会社しか上場できないんです。
それだけ厳しい審査を乗り越えた上場企業は安全性が保障されたいい会社なんです。
株式市場の種類
そんな株式市場にもいくつか種類があります。
まず日本国内の市場で大きく以下の4つ。
- 東京証券取引所
- 名古屋証券取引所
- 札幌証券取引所
- 福岡証券取引所
ちなみに関西に住んでいるから、東京証券取引所は利用できないなんてことは一切ないので安心してください。
皆さんはニュースで○○社が東証1部上場って流れているのを聞いたことがありませんか?その東証っていうのはこの東京証券取引所の略称なんです。
そして日本の投資は基本的にこの東京証券取引(東証)だけ利用すれば大丈夫です。
昔は違ったんですけど今はほとんどの企業が東京証券取引所(東証)に上場するようになっちゃって、東京証券取引所(東証)が取り扱っている銘柄は約3600ほど(2019/1/9現在)に対して地方取引所は多くても200と雲泥の差。
地方取引所にしかいない地方密着型の企業を応援したい、なんて時以外は地方取引所を利用するメリットはありません。
東京証券取引所(東証)の詳細
ではそんな東京証券取引所(東証)についてもっと詳しく説明していきますね。
東京証券取引所(東証)はその中でもいくつか区分けがあるんです。
- 一部
- 二部
- マザーズ
- ジャスダック
この区分けは簡単に言えば野球の1軍、2軍の関係と同じです。
一部は審査の基準がはちゃめちゃに厳しくてTOYOTAやSONYみたいな日本を代表するような企業群。
二部は一部には劣るけど優良企業、業績を改善して一部上場を目指す企業群。
マザーズとジャスダックは発展途上のベンチャー企業が所属している市場です。このふたつはもっと細かく違いがあるのでまた別の記事で解説しますね。
投資先としておすすめなのは東証一部。
マザーズやジャスダックにいるベンチャー企業は株価の変動がとても激しくて初心者にはお勧めできません、東証1部は厳しい審査を潜り抜けてるだけあって、長期的に3~5年所持していれば高確率で利益が得られます。
海外の株式市場
ここまでは日本の市場について解説をしてきました。
でも世の中にある会社って日本だけじゃないですよね、googleやappleといった海外の超有名会社もあります。
海外企業の株は日本の取引所にはほとんど上場していなくて、自国の取引所に上場しています。
海外の取引所で有名なのは東京証券取引所(東証)と並んで世界三大市場と呼ばれているアメリカのニューヨーク証券取引所やイギリスのロンドン証券取引所、躍進目覚ましい中国の香港証券取引所などがあります。
外国株は利益幅が大きいことが特徴です、例えばappleの今の株価は2009年の時に比べて10倍超の成長をしていて、1株あたり2万円もの利益が見込めました。
外国株は値幅制限がないのでこのように利益が多きくなる傾向にあります。
たとえばある会社の値幅制限が±500円だったとすると(本当はもっと複雑です)
その会社の株価が急上昇して+500円になるとその日の取引が緊急停止される。
日本は先進国の株式市場でも珍しく値幅制限がかけられている国です。値幅制限があると株価が高騰・暴落をするのを抑制する効果があるので、外国株と比べてリターンは少ないですが、そのぶん日本株はリスクが低いです。
外国株はリスクが高い分リターンは大きいので初心者のうちはやめておきましょう。
ただ、魅力的な市場なのは確かなので取引に慣れたらこちらの記事を参考にやってみてください。
外国株の取引自体は日本にいても簡単にできるので。
アメリカの株の絶対に知っておくべき注意点と魅力を徹底解説まとめ
ここまでの内容をまとめますね
- 株式市場はいくつか種類がある
- 初心者は東京証券取引所(東証)の一部がおすすめ
- 外国株は初心者は手をださない
日本の株式市場は損がしにくいように何重にも予防線が張られていて、若い人でも手が出しやすい体制になっています。
にも拘わらずメディアでは株価暴落のニュースばかりが取り上げられてネガティブなイメージがついてしまったのか、あまり投資は普及していません。世界では学生が投資で何十万と儲けるのは珍しくはありません。
もちろんデメリットも存在はしますが、それは知らないから問題なんです。
次の記事では株のメリット・デメリットを紹介するので、しっかりと理解をしてから投資を始めましょう。
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