IPO(株式公開)ってなに?誰でもできる方法で90%儲かる!?

今回はソフトバンクやメルカリなど、去年2018年の投資界隈を賑わせた

IPO(株式公開)について、一緒に見ていきましょう。

IPOとは株を新しく公開すること!

IPOとはIntitial Public Offeringの略で、直訳すると(株を)新しく公表し募集することを意味します。

日本語では一般的に株式公開新規公開と呼ばれ、このIPOを行う会社が発行する株をIPO株と呼びます。

IPOでは、証券取引所に会社が上場することでだれでもその会社の株を株を売り買いできるようにします。

「証券取引所に上場する」とは?
東京証券取引所やニューヨーク証券取引所など、だれでも株を売買できる場所証券取引所という。

証券取引所を通じてその企業の株を誰でも取引できるようにすることを上場という。

上場するにはお金やコンプライアンスなどについて非常に厳しい審査がなされ、その審査に受かった企業のみが上場できる。

IPOは会社が資金を調達するために行う!

会社は持っている株を売り、資金を調達するためにIPOを行います。

資金を調達するので株を確実に買ってくれる人を探す必要があります。

そのためIPOは投資家の中から買いたい人を募集します。

もし買いたい人が売り出す株の数よりも大きい時は、パソコンによる抽選で株を買う人を決定します。

IPOの利益は公募価格と初値の差額!

IPOの利益は、公募価格と初値の差額です。

この差額が大きければ大きいほど、利益が大きくなります。

そしてIPOはこの利益が出る可能性がほかの投資方法に比べて非常に高いのでオススメです。

公募価格とは?
 会社から投資家へ売り出されるときの株価のこと。

投資家はIPO株に抽選し、当選した場合、この価格でIPO株を買う事になる。

予想される初値よりもあえて低めに公募価格を設定するため、そのIPO株が実際に持っている価値とは異なる。

初値とは?
 初めて証券取引所で取引された株価のこと。

IPO株に当選した投資家は、この価格でIPO株を売ることになる。

証券取引所内でその株をどれくらいほしい人がいるかで決まるため、そのIPO株が実際にもっている価値といえる。

IPO投資のメリット

IPO投資のメリット
  • 利益が出る可能性が9割とかなり高い
  • 初値で売るだけなので簡単
  • 買うのに手数料がかからない

IPO投資のメリットその1、利益が出る可能性が9割とかなり高い!

IPOは利益が出る可能性が非常に高いです。

2018年では90社中80社9割の勝率

というのもIPOは会社にとって重要な資金調達です。株を確実に買ってもらうため、本来はこのくらいだろうなという価格よりも、あえて低めに公募価格を設定します。

このあえて実際よりも低めに設定された公募価格と証券取引所で取引される実際の価格の差によって、IPOは非常に利益の出やすい投資になっているのです。

普通に株投資をすると、利益が出る確率は1割と言われる厳しい投資の世界。しかしIPOなら9割の確率で利益が出ます。

ほかの投資に比べてIPO株への投資が非常に優れていることがわかります。

2018年IPOで一番儲かった銘柄、HEROZ
2018年のIPO中で一番儲かったのは、2018年4月20日に上場したHEROZ。
この会社はAIなどを手掛けている会社です。
公募価格は4500円だったわけですが、初値ではなんと4万9000円と10倍以上の値上がりをしました。
投資したお金に対して利益はなんと988.9パーセント。非常に高い利益です。

IPO投資のメリットその2、初値で売るだけなので簡単!

IPO投資は公募価格で買い、初値で売るだけなので非常に簡単です。

朝9時に東京証券取引所が開くので、当日の9時までに成行注文をするだけで簡単に初値で売ることができます。

成行注文とは?
価格を指定せず、その時の価格で株を売る方法。成行注文で売ると、最も価格の高い買い注文と取引が成立する。反対は価格を指定して売る方法である指値注文。

必ず初値で売ろう!そのまま持っていると損する可能性が一気に高くなる・・・

IPOは必ず初値で売りましょう

初値が公募価格を上回る可能性が90社中80社と約9割なのに比べて、上場後の株価が公募価格を下回る可能性はかなり低いからです。

実際に去年のIPOで初値で利益の出た80社のうち、4社に1社である、22社の今の株価が公募価格を下回っています。(2019年1月31日時点)

そのためさくっと初値で売りましょう

IPO投資のメリットその3、IPO株を買うのに手数料がかからない

IPO株に当選した場合、買うのに手数料がかかりません

普通に株を売買するとき、証券取引所を通す必要があります。

証券取引所では運営のためにその取引の金額に応じて手数料を取っているため、株自体の価格とは別に手数料を支払う必要があります。

しかしIPO株に当選した場合まだその株が公開される前なので、証券取引所を通す必要がありません。

そのため手数料がかからないのです。

IPO投資のデメリット

IPO投資のデメリット
  • 100%利益が出るわけではない
  • 当選確率が低い

IPO投資のデメリットその1、100%利益が出るわけではない

利益が出る確率が9割であるIPO投資ですが、もちろん残りの1割は損が出た株IPOとなります。

とはいえ非常に簡単な3つの条件にすべて当てはまるIPOを買うことで、損する可能性を非常に小さくすることができます。

最高でどれくらいの損失なの?2018年IPOで損失の出た銘柄
2018年で1番損失が大きいIPOは、12月21日に上場したポート。
この会社は就活サイトなどを手掛けている会社です。
公募価格は1480円だったわけですが、初値で930円と37パーセントの損失となりました。
ポートが上場した12月21日は同じ日に4社が上場したので、普通のIPOよりもIPO株を欲しい人がかなり少なかったのです。

しかし実はポートのIPOが損失が出る可能性が高いということが分かっていたのです。同じ日に4社が上場するということは事前にわかります。

この損失を回避するためには、下の条件に当てはまるIPO株を買いましょう。

2018年でIPO株で損失が出てしまったIPOはすべて、3つのうちのどれかが欠けてしまっています

儲かるIPOの条件!!
  • ジャスダック、マザーズ上場
  • 同じ日に上場する会社がない
  • 業種自体が今後成長しそう

ポートは同じ日に上場する会社が4社もあったため、この3つすべてをクリアすることができなかったのです。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

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