リスクや知識?FROGGY(フロッギー)のアンケートからみる、投資を始める初心者と始められない初心者の違いとは。

あなたは、投資を学んだり、経験したりすることは重要だと思いますか?

SMBC日興証券の投資情報メディア「FROGGY(フロッギー)」の調査では、投資をしたことがない20-40代の827人のうち、88.6%が重要だと回答しています。 このことは投資に対する意識が低いといわれる日本人でも、かなり多くが投資の学習や経験を重要なものととらえていることを示しています。 しかし上記のアンケートは投資未経験者を対象としているものなので、ほとんどの人が重要だと回答しているにもかかわらず、そのように回答した人たちの全員が投資をしたことがないということになります。 つまり、827人の88.6%にあたる約780人ほどが、「投資を学んだり、経験したりすることは重要だ」と考えているが、自分自身は投資を始めていないということです。

重要だと感じているのに、投資を始めないのはいったいなぜなのでしょうか。

投資を始める人と始められない人の違いはどこにあるのでしょうか。

初心者が投資を始められない理由
-FROGGY(フロッギー)のアンケートより-

(投資情報メディア「FROGGY(フロッギー)」調べ)

FROGGY(フロッギー)による同調査では、投資をしたことのない初心者がスタートできない理由についても尋ねていて、結果は上図のようになっています。

いかかでしょうか?

1位から10位まで、初心者が投資を始められていないのにはさまざまな理由があるようですね。 もしあなたが投資をしたことがないなら、このうちのどれかにはあてはまるのではないでしょうか。 また投資経験者の方も、「投資をはじめる前は同じことを考えていた!」という方が多いでしょう。 わたしも自分がやったことないという理由から「なんとなく重大そうでハードルが高い」とか、「仕組みがわからないから損をしそう」なんてことを考えていました。

ところで、この順位を眺めていると、1位から6位までの結果が、それぞれ投資未経験者の50%以上にあてはまるという高い割合を占めていることがわかります。 そこで、投資を始めることができない上位6つの理由について、もうすこし詳しく考えてみましょう。

あらためてまとめると、上位6つの投資が始められない理由は以下のとおりです。

順位 投資を始められない理由
1 投資をするための資金が不足している
2 どのように始めたらいいかわからない
3 投資についての勉強の仕方が分からない
4 どのくらい資金を用意すればいいか分からない
5 投資を始めるための知識の習得は難しそう
6 結局、大損しそうな気がする

(投資情報メディア「FROGGY(フロッギー)」調べ)

投資未経験の初心者がネックに感じている要素は、大きく分けて「資金」「知識」「リスク」という3つがあるようです。

初心者は資金がないと投資を始められないのか

投資が始められない理由についてのアンケート結果の、堂々の第1位は「投資をするための資金が不足している」です! つまり「投資には興味があるけど、自分(うち)にはそんな余裕はないよ。」ということですね。 投資未経験者の6割近くがこのように考えているということになります。

次に第4位を見てみると、「どのくらい資金を用意すればいいか分からない」という回答もランクインしています。 どちらの回答も全体の50%以上の割合を占めているので、資金が不足していると回答した人たちのなかには、「具体的にどれくらいの資金が必要かわかっていないけど、とにかくそんな余裕はないよ」と考えている人が少なからずいそうだと推測ができます。

初心者が投資を始めるために資金は多いほうがいいの?

では実際に投資を始めるためには、いったいどれくらいの資金が必要なのでしょうか。

投資の始め方について調べると、「最低でも30万円以上ないと」「初期費用として100万はほしい」といった情報も耳にします。

しかし必ずしもそのような情報が正しいわけではありません。 現在は数千~1万円程度の小額から始める方法があるのです。 あなたが投資の初心者であるなら、むしろそのような少額の投資方法から始めることをおすすめします。

とはいえ、これらの30万とか、100万必要だという情報が、テキトーな話だということではありません。 投資をする際にかなり多くの資金が必要な場合があります。 それは投資家が効率よく利益を出すことを目的としている場合です。

仮にあなたが株式投資で目標利益を1万円に設定したとします。 もしもあなたの最初の資金が1万円だった場合、1万円の利益を得るということは元手を2倍にするということです。 対して、もしもあなたの最初の資金が100万円だった場合、1万円の利益を得るということは元手を1.01倍にするということです。 「持っているお金を2倍にする」というのと、「持っているお金を1.01倍にする(1%増やす)」というのでは、後者のほうが明らかに実現しそうです。 そのイメージは実際の投資でも正しく、2倍にするよりも1.01倍にするほうがリスクをとらなくてすむので、明らかに有利なのです。

このように聞くとあなたは「じゃあけっきょく資金が多いほうがいいんじゃないか」と考えるかもしれません。

あなたが投資の経験者で、リスクをとって大きな利益を出したいと考えているなら、そのとおりです。 しかし、あなたが投資未経験者であるならば、やっぱり小額から始めるべきです。

投資初心者が少額から始めるべき理由

投資の初心者が少額投資から始めるべき理由は、小額投資は、利益が小さいかわりに、損も小さいからです。

投資未経験者の場合は、最初からうまくいく人はひと握りです。 そもそもどれだけ成功している天才投資家であっても、日々のトレードのなかで損をする選択をしなければならない場面はぜったいにあります。 初心者であればなおさらです。 損をするなら小額のほうがいいのは当たりまえですよね。

要するに、まだ投資に慣れていない人がいきなり大きな額をあつかうのはとてもリスクがあるということです。

現在は、そういった投資初心者のニーズに応えるために500円~1000円ほどの小額でも株を買うことができるサービスもリリースされています。 少額から投資を始める環境が整っているのだから、まずそれを利用してみるというのもひとつの方法ではないでしょうか。

ひと昔まえであれば、投資の王道である株式を購入するためには最低10万円ほどが必要で、「資金」が投資を始められる人と始められない人を分けていました。 しかし小額でスタートできる環境が整ってきた現在では、資金があるかないかは、投資を始められるか始められないかとは、あまり関係がなくなってきているのです。

投資を始めるならいくらが正解?最小限のリスクで株式投資を始める方法とは?

知識は投資初心者にとって大きなカベ

投資が始められない理由についてのアンケート結果が、2位「どのように始めたらいいかわからない」、3位「投資についての勉強の仕方が分からない」、5位「投資を始めるための知識の習得は難しそう」となっていることから、投資をしたことがない人にとっては「知識」が足りないことが大きなネックになっていることがわかります。 そもそも自分は何がわかっていて、何がわかっていないのかすらもわからないという人も多いのではないでしょうか。

もちろん投資について知識をつけるというのは簡単なことではありません。 しかし投資を始める人にとってもそれは同じことだといえます。 投資を始める人すべてがはじめから専門知識を持っているなんてことはありえないのです。 始める人と始められない人には、この投資の知識についての考え方が違うのです。

投資を始める人と始めない人の知識に対する考えの違いとは?

(投資情報メディア「FROGGY(フロッギー)」調べ)

上図のように、株式投資といえばどうしても専門的な知識が必要な難しいものというイメージが先行しています。 実際に株式投資なんて超がつくほどかんたんなんてことはいえませんし、あまり知識がない初心者のあいだでそういったイメージが先行してしまうのは無理もない話です。

また隣のデータからわかるように、知識がないような状態では投資を始めることができない、と考えている人もかなり多いようです。 つまり、投資を始められない理由として「知識」を挙げる人たちの多くは、「投資は専門的な知識が必要なもので、自分にはそれがないから始められない」という意見を持っていることになります。

では、実際に投資を始める人というのはどれだけの知識を持った人なのでしょうか。

同じくFROGGY(フロッギー)が、直近2年以内(調査日からみて)に投資デビューをした人209人に尋ねた調査があります(上図)。 そのなかでは、自分の始めたきっかけはとりあえず口座開設をしてみたという層が6割以上で、買いたい銘柄があったから開設したという層のおよそ2倍だったという結果がでています。 また同じく6割以上が最初に買った銘柄はなんとなくで選んだと回答しています。

この結果からわかることは、投資を始めていく人たちのなかには、特別な知識を持たずにスタートした人が多くいるということですね。 このように、投資を始めるか始めないかには、知識に対する考え方の違いが大きく関わっています。

初心者は学んでから投資するべき?投資しながら学ぶべき?

 

投資をする際に知識はもちろんあったほうがいいものですが、完璧な知識を持っている人しか投資ができないということではありません。 むしろ、投資を始める前に何年もかけて知識を蓄えたからといって、その人がうまくいく保障はどこにもないのです。 何より、ありとあらゆる統計データや分析手法など、すべてを学んでから投資を始めるというのはあまりにも時間がかかりすぎるということが言えます。

もちろんこれは勉強する必要がないよということではなく、実際に投資をしながら学んでいくことができるということです。

それに勉強っていつでもできるものだと、いつまでたってもやらないなんてことありませんか? わたしは覚えがあります(笑) 夏休みの宿題が進まない、試験が近づいてから焦って勉強するっていうのはこの心理が原因ですよね。 投資についての勉強も同じです。 こうした傾向がある人は、投資を始めていない状態では、必要に迫られていないのでいつまでたっても勉強できないかもしれません。)

当たり前?初心者は投資のリスクについて不安を感じている

投資が始められない理由についてのアンケート結果で上位にランクインしているものには、6位「結局、大損しそうな気がする」という回答のようなリスクに対する不安があります。

初心者がなるべく小さなリスクで投資を始めるには

もちろん株式投資など、投資と名のつく方法にリスクはつきものです。 そのため、あなたが投資によるリスクが心配しているとしても、それは自然なことです。 しかし、このリスクはやり方次第で抑えることができるということは知っていますか? この事実を知っているかどうかは、投資を始めるかどうかに大きく関わっているかもしれません。

リスクを抑える有効な方法のひとつが、小額で投資をするということです。 もちろん小額ならばすべてうまくいくということではありません。 小額で投資をするということは利益が出にくいということでもあるからです。 しかしその分確実にリスクも抑えられるので、これから投資を始める初心者には間違いなくおすすめできる方法です。

投資を始めるならいくらが正解?最小限のリスクで株式投資を始める方法とは?

現在は少額投資ができる環境が整ってきている

ところでリスクに対する不安がランクインしているのは当然だと思う一方で、順位が1位や2位ではなくて6位だったという点は少し意外な結果ですよね。 これは、以前ほど株などの投資は大損をするというイメージがなくなってきたということかもしれません。

その理由としては、このアンケートを実施している「FROGGY(フロッギー)」や、「One Tap BUY(ワンタップバイ)」のように、リスクの少ない小額からでも投資が始められるサービスがリリースされて、小さいリスクで投資ができる環境が整ってきたことも関係があるのではないでしょうか。 このような大きなリスクを取らずにできる投資があることを知っているかどうかも、投資を始める人とそうでない人を分ける要因のひとつといえるでしょう。

投資初心者にやさしい!調査元である投資メディアFROGGY(フロッギー)とは?

今回の記事に載っているランキングなどの調査結果は、すべてSMBC日興証券の投資情報メディア「FROGGY(フロッギー)」によるものを引用しています。

このFROGGY(フロッギー)は、投資初心者に学びやすく、始めやすい場所を提供することを目指すサービスです。 株式投資についてのニュースや基礎知識の記事を読んで、500円という少額から気軽に株を購入することができる新サービスを導入しています。

FROGGY(フロッギー)についての詳細はこちら!

購入手数料0円で話題のFROGGY(フロッギー)とは!?ひと目でわかる【メリット・デメリット・口コミ】

まとめ

投資を始める人と始めない人の違い
  • 始めない人が気にしているのは「資金」「知識」「リスク」の3つ
  • 現在は少額からでも投資ができる
  • 始める人は完全な知識を持っていない状態でも始めている
  • 始める人はリスクを抑えた投資方法を知っている

もちろん投資をするかしないかにはいろいろな考え方があると思います。 始めなければならないということはまったくありません。 しかし、なんとなく持っているイメージだけで判断してしまうのはもったいないことです。

これからの日本の経済を不安に思う人が増えていたり、副業が流行っていたりといったことで、投資に対する注目度が高まっています。 そして投資をに注目する流れはこれからも継続していくでしょう。 イメージで食わず嫌いをせずに、投資について調べてから始めるかどうかを判断しても遅くはないはずです。