IPO投資は勝率が高く、利益を出しやすい投資として投資家からの人気が高い投資手法です。IPO抽選の申込は証券口座から行いますが、どこの証券口座でも良いという訳ではありません。証券会社によってIPOの取扱い数が大きく異なります。証券会社によっては年に数回しか申込の機会がない場合もあるので、まずはIPO取扱数の多い証券を選ぶことが重要です。
毎年100社近い企業が上場しますが、1つの証券会社から申込めるIPOはかなり限られています。IPOに強いと謳っている証券会社でもIPOの取扱いは全体の20~30%の証券会社がほとんどです。そんな中SBI証券は年間80件以上のIPO取扱いがあり、全体の80~90%のIPOに申込むことができる数少ない証券会社です。
SBI証券では「IPOチャレンジポイント」という独自のシステムを導入しています。IPOに落選した場合、このポイントが貯まっていき、ポイント数が多い程当選確率が上がっていく仕組みです。申込を続けていけば100%当選させることが出来ます。
IPO抽選では多くの証券会社で「1人1口」の平等抽選を行っていますが、SBI証券の抽選方法では投資資金が当選確率に影響します。1人で複数口の申込みが可能なので、資金力があればその分当選確率を上げることが出来る仕組みです。資金力がない方も「IPOチャレンジポイント」を貯めていけば当選させることは十分に可能ですが、資金力のある投資家にとってもメリットの大きい証券会社です。
IPO投資では基本的に、複数口座からの申込が必須です。初めてIPO投資に参加する方向けに簡単にIPO申し込みの流れをまとめておきます。ご存知の方は読み飛ばしてください。
①IPO承認
②仮条件の決定
③ブックビルディング(抽選申込期間)
④公募価格の決定
⑤抽選
⑥当選後初値売りor長期保有
証券 会社 |
取扱数 | 口座数 | 抽選 方法 |
0円 抽選 |
後期型 | 詳細 |
---|---|---|---|---|---|---|
SBI証券 |
86 | 450万 | 資金影響 | × | × | 公式 |
松井証券 |
9 | 113万 | 70%完全平等 | 〇 | 〇 | 公式 |
岡三オンライン証券 |
49 | 73万 | 完全平等 | 〇 | × | 公式 |
SMBC日興証券 |
71 | 219万 | 完全平等 | × | × | 公式 |
DMM株 |
- | - | 完全平等 | 〇 | × | 公式 |
auカブコム証券 |
24 | 118万 | 平等抽選 | × | 〇 | 公式 |
楽天証券 |
11 | 300万 | 資金影響 | × | 〇 | 公式 |
「サントリー」や「USJ」など有名な企業であっても現在未上場な企業はまだまだたくさんあります。最近上場した「LINE」「メルカリ」のような注目企業が上場するチャンスを逃さないためにも、事前に口座を準備しておきましょう。